いよいよトマト本番です

昨年の苦戦を教訓に、改めて基礎からトマトについて見つめなおすこと一年、まずまずの手応えを感じています。現在4段目を収穫途中ですので、そろそろ本番だなといった感じです。一粒でも多くのおいしいトマトができるよう、努めます。

 

 

まだ若いころ、キャンベルの「人生に意味はない」と「時間は人の発明ではなく発見である」いう言葉に深い感銘を受け、それが今でも自身に大きく影響を与えていると思っています。一見するとネガティブに感じる言葉かもしれませんが、私にはこのふたつの言葉で生きることの意味を「漠然とした何か」として自身の中核で捉えることができ、迷うことなくトマトを作っていく勇気をもらえた気がします。

ここでトマトを作るということに対し、ずいぶんと長い間、家族からも周りからも非難や嘲笑があったことは認識していましたが、自分の思い描くトマトの味を表現したいという気持ちが揺らぐことはありませんでした。それでも、今年もだめだ…なぜだろう…やはり、ここでやることはみんなの言うとおり愚かなことなのか…でも、必ずできるはず…と、悩む日々だけは積み重なっていきました。そんな中、人生のパートナーと出会い、気持ちも新たにと思った矢先に大雪で3つのハウスが全壊したときは、崩れ落ちているハウスを前に、さすがにただ立ち尽くすしかありませんでした。結婚したばかりで、正直これからどうしていくか、この時は悩みました。そのとき妻は「何もない方が一からやりやすいじゃない。人はそのものがあると執着してしまい、かえって前に進めないこともある。これはきっと変われるチャンスだよ。」と言って笑いました。私もこれをいい意味での変化にしていきたいと思いました。自分には働ける健康があるのだから、時間とともに無心に流れていこうと思いました。そして時は流れ、今日を迎えることができ、明日も働くことができそうです。関わってくださったすべての方、そしていつも応援してくださる皆さまに感謝いたします。ありがとうございます。

 

普段は一喜一憂しないように心がけていますが、やはり人は一喜一憂してしまうものですね。今日はトマトや葉っぱの顔がとても良く見えて、ついうれしくなってしまったせいか、めずらしく昔を思い出してしまいました…。日頃は作業に追われ、せっかく来てくださる皆さまや、私どもの商品を選んでくださる皆さまと直接お話する機会がほとんどありませんが、こうして書いていると皆さまと近しくなれるようで、これもまたうれしいです。こういったことは得意でなく、何を書いていいかわかりませんが、がんばります(笑)

 

おやすみなさい。